「夭折」の意味と使い方とは?由来や類義語などを解説


「夭折」の意味とは?

「夭折」の「夭」の意味は、若さを単に表現するときもありますが、早死にや若死にというようなことでも使われます。

この「夭」そのものが、意味としてはネガティブなものを持ちやすいでしょう。

一方、「夭折」の「折」の意味としては、「くじける」「折れる」というようなものになります。

一緒に使う漢字や文脈によって、くじけたり、折れたりする対象は違ってきます。

次に、「夭」と「折」から成り立つ「夭折」の意味についてご紹介します。

「夭折」の意味は、「若くして亡くなること」です。

では、「夭折」はどのように読むといいのでしょうか?

「夭折」の読み方は「ようせつ」になります。

「夭折」は、音読みで「夭」も「折」も読むようになります。

「夭折」の由来とは?

では、いつ頃から「夭折」は使われているのでしょうか?

また、若くして亡くなるということですが、「夭折」という言葉は何歳くらいまで使えるのでしょうか?

まず、「夭折」という言葉は、実際にはあまり古い言葉ではないでしょう。

というのは、基本的に、若くして亡くなるということそのものが近代的な考え方であるためです。

志半ばで亡くなっても、現在の私たちから見れば若くして亡くなっているような感じになります。

そのため、「夭折」というのは、若くして亡くなることが前提になっていない世の中でだけで適用になる考え方でしょう。

当然ですが、古くは小さいときに亡くなることもありました。

しかし、これは若くして亡くなることよりももっと若いときであるため、違った表現が該当するでしょう。

また、「夭折」を使う対象については、大きく個人の感覚が働くときもあるでしょう。

一般的に、「夭折」といわれるのは、大人になる前に亡くなった人に使うといわれています。

しかし、大人になっているときは、自分の子供ができる前に亡くなることであるといわれています。

「夭折」の年齢としては、厳密には決まっているということではありません。

また、逆に「夭折」という言葉を何歳くらいから使えるかについては、同じように厳密には決まっていません。

しかし、「夭折」という言葉を小学生になる前の子供について使うのはやはり違和感があるでしょう。

「夭折」の使い方とは?

日常の会話においては「夭折」という言葉はほとんど使うことがないので、意味がわからない方も多くいるでしょう。

「夭折」という言葉は、ニュースなどで主として使われています。

ここでは、「夭折」の使い方の例文についてご紹介します。

「夭折」の使い方の例文としては、次のようなものがあります。

  • 「小説家は、才能に溢れていたが、夭折してしまった。」
  • 「才能が夭折した彼ほどあるような人は、もう現れないだろう。」
  • 「彼は夭折していないと、金メダルを間違いなく取っていただろう。」
  • 「彼は、過労によって夭折するくらい、音楽にのめり込んだ。」

「夭折」は簡単な「亡くなる」という言葉に置き換えられるので、使い方がわからないときは「夭折」という言葉を「亡くなる」に置き換えてみるといいでしょう。

「夭折」の類義語とは?

ここでは、「夭折」の類義語についてご紹介します。

「夭逝」

「夭逝(ようせい)」の意味は、若くして尊敬の念を込めて亡くなることです。

意味としては「夭折」と同じですが、「逝」という漢字を使うことによって敬意を亡くなった人に対して表現しています。

若くても目上の方や尊敬する方が亡くなったときは、「夭逝」を使うようにしましょう。

「夭折」を使うのは、身内の人や歴史上の人物などのときが多くあります。

「夭逝」の例文としては、次のようなものがあります。

  • 「尊敬していた大学時代の先輩が夭逝された。」
  • 「夭逝した画家は、若いにも関わらず影響力が非常にある人であった。」

「早世」

「早世(そうせい)」の意味は、早く普通の人よりも亡くなることです。

若くして亡くなる「夭折」のようなものでなく、意味合いとしてはその年で亡くなるのは普通の人より早すぎるというようなものがあります。

そのため、対象になる人の年が「夭折」より下のときでも上のときでも使えます。

また、「夭折」の意味合いとしては亡くなったことを惜しむことが含まれますが、「早世」は淡々と亡くなったことを語るときにも使います。

「早世」の例文としては、次のようなものがあります。

  • 「この子は、実は早世した兄の子供です。」
  • 「私の友達は幼い子供と妻を残して早世した。」

「早逝」

「早逝(そうせい)」の意味は、早く普通の人よりも亡くなることで、言葉としては「早世」よりも新しいものです。

先にご紹介した「早世」と読み方と意味が同じですが、「早世」より「早逝」は後からできたものです。

同じ読み方であるため、「急逝」と「早世」が入り混じったなどの説があります。

「逝く」という言葉を使うのでイメージしやすいからか、「早逝」もだんだん使われてきました。

しかし、公のシーンなどでは、より普通の「早世」の言葉を使う方がいいでしょう。

「早逝」の例文としては、次のようなものがあります。

  • 「部下から信頼されていた課長が早逝された。」
  • 「親が早逝したので、祖父母に自分たちは育てられた。」

「薄命」

「薄命(はくめい)」の意味は、運に恵まれないこと、寿命が短いことになります。

「薄命」の意味としては、「短い寿命で早く亡くなること」以外に、「不幸で運に恵まれないこと」があります。

先にご紹介した類義語は亡くなってから使う言葉ですが、「薄命」は自分自身を含めて、生きている人にも使えます。

四字熟語として、「美人薄命」や「佳人薄命」というものがあるので、女性に対して「薄命」という言葉も使われるときが多くあります。

「薄命」の例文としては、次のようなものがあります。

  • 「我が身が薄命なのを嘆く。」
  • 「佳人薄命を小野小町は覆した女性で、非常に長生きしたそうだ。」

「夭折」の対義語とは?

「老衰」が「夭折」の対義語になります。

「老衰」というのは、心身が年をとって衰えて、自然に亡くなることをいいます。

心身が衰えたことを表現する意味で使われるときと、心身が衰えて亡くなったことを表現する意味でも使われるときがあります。

特定の怪我や病気で亡くなることよりも、年をとったことによって自然に心身が弱くなって亡くなったことをいいます。

「夭折」の英語表現とは?

「夭折」の英語表現としては、「early death」があります。

「early death」の例文としては、次のようなものがあります。

「She meets an early death at the age around 20.(彼女は20歳くらいの若さで夭折した。)

 

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