「当座」とは? 当座預金のメリット、デメリットなどを解説


当座とは?

当座預金などの当座というのは、その場の、即座、暫くの間ということです。

当座は、さしあたっての、物事に直面してすぐ後の、一時のという意味合いで使われます。

これ以外にも、句会や歌会において、即座にその席で出されるお題、即席で詠まれる和歌や俳句などをいったりします。

当座預金とは?

当座預金というのは、手形や小切手を決済するための口座です。

当座預金は手形や小切手が手持ちのお金がないときでも振り出せるため、従来はメインにビジネス用として使われていました。

しかし、金融機関の審査を、当座預金の口座を開設するためにはクリアする必要があります。

当座預金のメリットとは?

ここでは、当座預金のメリットについてご紹介します。

現金なしで決済ができる

当座預金は、手形や小切手を決済に使うことができます。

手形や小切手が使えるということは、お金を多額に動かすときに、現金を会社で準備する必要がありません。

そのため、手続きがスムーズにできるだけでなく防犯対策にもなります。

お金を会社間でやりとりするときは、当座預金を使う方がいいでしょう。

銀行が倒産したときは全額保証される

普通預金でお金を預けていた銀行が倒産したときは、ペイオフによって1000万円までは保証されます。

しかし、当座預金は全額が払い戻しされます。

そのため、銀行が万一倒産しても心配ありません。

出金するときの限度額がない

普通預金で出金するときは、1回に引き出せる限度額があります。

しかし、当座預金は会社間のやり取りに使われるため、多額のお金が必要になります。

お金を引き出すときに、何回も手続きするのは手間がかかります。

そのため、当座預金には出金するときの限度額がないときが多くあります。

手数料が出金するときにかからない

普通預金から出金するときは、手数料がかかります。

しかし、当座預金は手数料が出金するときにかかりません。

手数料は、1回の出金では数百円程度ですが、長期的に見れば結構な金額になります。

しかし、当座預金の出金であれば手数料がかからないためメリットがあります。

当座預金のデメリットとは?

ここでは、当座預金のデメリットについてご紹介します。

預金しても利息がつかない

普通預金は、利息が預金金利に応じてつきます。

近年は金利が低くなっていますが、大きな預金残高であれば利息もその分多くなります。

しかし、当座預金は全く利息がつきません。

当座預金は利息がつかないため、いかに預金しても元本以上に多くなることはありません。

入出金がATMでできない

当座預金は、入出金がATMではできません。

当座預金で入出金するときは、次のような手続きが必要になります。

入金するときは、銀行の窓口に当座預金入金帳を持って行きます。

出金するときは、手形、小切手、口座振替のいずれかの手続きを行います。

なお、一部の銀行では、当座預金用のキャッシュカードが使えるところもあります。

しかし、ほとんどの当座預金は、キャッシュカードや通帳が使えません。

入金するときは、当座預金入金帳を銀行の窓口で使って手続きをします。

銀行の窓口の営業時間は、ほとんど平日の午前9時~午後3時です。

そのため、個人で当座預金を使うときは、銀行の窓口に平日の日中に行ける人でなければ使いにくいでしょう。

手数料が当座預金の口座を開設するためにかかる

銀行によっては、手数料が当座預金の口座を開設するためにかかります。

ここでは、主な銀行の当座預金の口座を開設するときの手数料(税込)についてご紹介します。

  • みずほ銀行は16,200円
  • SBJ銀行は11,000円

これ以外にも、手形帳や小切手帳を作るときも手数料が発生します。

そのため、当座預金は、普通預金のように入出金が手軽に無料でできるものではありません。

普通預金と当座預金の違いとは?

ここでは、普通預金と当座預金の違いについてご紹介します。

利息がつくかどうか

普通預金のときは、金利が変わりますが、利息がつきます。

しかし、当座預金のときは、臨時金利調整法が決められている関係上、全く利息がつきません。

1日あたりに出金できる限度額

普通預金のときは、1日あたりに出金できる限度額が個人であれば50万円まで、法人であれば200万円までなどと決まっています。

しかし、当座預金のときは、多額の数千万円~数億円などのお金を動かすことが多くなるため、1日あたりに出金できる限度額が決まっていません。

ATMを使った入出金

現金を入出金するときは、ほとんどの方はATMを使うでしょう。

しかし、入出金がATMでできるのは普通預金だけで、当座預金のときはATMを使って入出金ができません。

当座預金で入金するときは当座預金入金帳を使って、出金するときは口座振替や小切手を使う必要があります。

しかし、当座預金では、手数料が入出金のときにかかりません。

口座を開設するときの審査

新しく口座を開設するときは、普通預金も当座預金もそれぞれの金融機関で審査があります。

普通預金のときは、それほど審査基準厳しいものではないため、割合簡単に口座を開設することができます。

しかし、当座預金のときは、特別な当座借越や小切手などの制度があるため、審査も当然厳しくなります。

預金残高がなくても出金ができるかどうか

普通預金のときは、預金残高がなければ出金することはできません。

しかし、当座預金のときは当座借越制度があるため、残高がなくても、限度額の枠内であれば金融機関が一時的にお金を貸してくれます。

預金残高がなくても出金ができるというところは、やはり当座預金のメリットでしょう。

元本の保証

普通預金のときは、金融機関が破綻あるいは倒産しても、払い戻しが預金保険機構によって保証されますが、1000万円だけしかペイオフ制度によって保証されません。

しかし、当座預金のときは、上限が保証額にはなく全額が保証されます。

通帳があるかどうか

入出金の状況や預金残高などは普段は通帳でチェックするでしょうが、普通預金は通帳がありますが、当座預金は通帳がありません。

そのため、入出金の状況などを当座預金でチェックするときは、使っている金融機関が発行している当座勘定照合表でチェックする必要があります。

しかし、普通預金の通帳とは違って、預金残高は当座勘定照合表には書かれていません。

なお、当座勘定照合表は郵送で送ってもらうだけでなく、最近はネットでチェックできるウエブ帳票サービスがある金融機関も多くなっています。

このように、当座預金と普通預金では、小切手や手形が使えるかどうかというような大きな違いだけでなく、このような違いがあることをしっかりと把握しておきましょう。





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