「ともすれば」の意味と使い方とは? 語源や類義語などを解説


「ともすれば」の意味とは?

言葉を理解するためには、その言葉の意味が非常に大切になってきます。

ぼんやりとしか言葉の意味がわからなければ、使い方を間違って記憶するようになって、恥ずかしい思いを先々するようになるでしょう。

そのため、言葉の意味については十分に理解しましょう。

では、「ともすれば」はどのような意味でしょうか?

「ともすれば」の意味は、「どうかすると」「場合によっては」になります。

最近の言葉でいうと、「このようなケースですと」というような表現になり、いろいろな可能性を示すために使用したりします。

「ともすれば」と同じような表現としては「ともすると」があります。

「ともすると」の方がちょっと表現が柔らかいイメージがあるため、女性の方などは「ともすると」を使用するのがおすすめでしょう。

「ともすれば」の使い方とは?

ここでは、「ともすれば」の使い方についてご紹介します。

ネガティブな意味合いで使用する

「ともすれば」には、「困難かもしれない」「駄目かもしれない」というようなネガティブな意味合いがある言葉が続きます。

例えば、会議をしているときに特定の人だけを批判する良くない雰囲気になったとしましょう。

そのため、全体的に良くない雰囲気になってきます。

このようなときは、次のような表現をします。

「特定の人だけを批判するような会議が継続しました。ともすれば、全体的な成果も良くない方向になりがちです。」

取引先との交渉に使用する

「ともすれば」は、ビジネスシーンにおいて取引先と交渉するときに使用することがあります。

例えば、ITのインフラを築くために、早すぎる納期を取引先から要求されたとしましょう。

そのため、普通は考えられないような間違いによって、システムエラーが発生するということもあり得ます。

このようなときは、次のような表現をします。

「納品は普通よりも早い2週間前を要望ですね。ともすれば、システムエラーの発生確率も多くなりがちです。」

解決策と一緒に使用する

「ともすれば」の表現は、ネガティブな可能性を伝えるものです。

先にご紹介したITシステムのケースでいえば、ネガティブな可能性を相手に伝えると、「では、どうすればいいのか」と相手は困ることがあります。

ビジネスシーンにおいては、ネガティブな可能性に対する解決策を示すことが必要です。

このようなときは、次のような表現をします。

「納品は普通よりも早い2週間前を要望ですね。ともすれば、システムエラーの発生確率も多くなりがちです。弊社では、ユーザーが安心して使用できるようなもうちょっとシステムが簡易的に築ける商品があり、この商品であれば納期も問題ありません。」

このように、解決策と一緒に使用すれば、ネガティブな可能性に対してイメージがマイナスになることもなくて、スムーズに会話が進むでしょう。

「ともすれば」の語源とは?

プライベートでは、実際に「ともすれば」を耳にすることはほとんどないでしょう。

ビジネスシーンの商談において、キャリアがある人がたまに使用するのではないかというイメージです。

そのため、古くからある言葉ということが想像できます。

では、「ともすれば」の語源はどのようなものでしょうか?

「ともすれば」は、日本独特の言葉で昔から使用されていたものです。

日本の古い「竹取物語」が、「ともすれば」の語源であるとされています。

「ともすれば」を使用した表現が、「竹取物語」の月にかぐや姫が戻るシーンで登場しています。

現代の表現でいうと、「人がいない間に、たびたび月を見て非常に泣く傾向がある」ということになります。

このように「ともすれば」は、前置きの言葉としてなんらかの傾向を伝えるときに使用します。

「ともすれば」の類義語とは?

「ともすれば」の類義語としては、「ともすると」や「場合によっては」があります。

あるいは、「ややもすると」「もしかすると」「どうかすると」「ややもすれば」などもあります。

また、「かもしれない」「ひょっとすると」「可能性がある」「もしかして」「あるいは」というような言葉もあります。

「ともすれば」の意味は、「そうなる可能性があることを認める」ということであるため、ビジネスシーンの他にも使用されるときは多くあります。

「ともすれば」の英語表現とは?

「ともすれば」は日本語の言語の中でも非常に難しく、外国語の英語などに訳すときは相当難易度が高いといわれています。

そのため、翻訳する人によって、英語表現が同じ内容でも全く違います。

「ともすれば」の英語表現で近いものとしては、「apt to」「prone to」「liable to」というようなものがあります。

「apt to」の意味は、「しがちである」「~しそうである」「~する傾向がある」です。

「prone to」の意味は、「~する傾向がある」「~しがちである」です。

「liable to」の意味は、「~しがちだ」「~しそうだ」「~の傾向がある」「~に傾きやすい」「~する恐れがある」です。

「ともすれば」の直訳ではありませんが、このような英語表現を意味が近い言葉として把握しておきましょう。

ビジネスシーンで「ともすれば」を使用するときに注意することとは?

「ともすれば」をビジネスシーンで使用するときは、ネガティブな内容で話を終わらせないように注意しましょう。

「ともすれば」を使用するときは、後にネガティブな文章が続くという性質があるため、話がここで終わってしまえば、ネガティブな内容のままで終わってしまいます。

そのため、そのままで話を終わらせないで、自分なりの改善策や意見をこの後に「提案」というスタイルで一緒に行うことが、より適切なふるまいであるとビジネスパーソンとしては考えられます。

「ともすれば」をビジネスシーンで使用するときは、このようなことをぜひ注意しましょう。

「ややもすれば」と「ともすれば」の違いとは?

「ともすれば」と同じような表現としては、「ややもすれば」があります。

「ややもすれば」の意味は、とかく物事がそうなりがちであることで、漢字で書くときは「動もすれば」になります。

「ややもすれば」の意味も、「ともすれば」と同じようなもので、ネガティブなイメージで使用されます。

「ともすれば」と「ややもすれば」の違いは、出来事が発生しまいそうな程度にあります。

「ややもすれば」の方が「ともすれば」よりも、発生して欲しくないことが発生する可能性が大きくなります。

例えば、「ややもすれば、雨になる可能性があるでしょう。」と「ともすれば、雨になる可能性があるでしょう。」では、雨になる確率は前者の方が高くなります。

 

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