読書のメリットとは?これからは本を読まないと生き残れない時代


あなたは1年に何冊ぐらい本を読んでいるでしょうか。10冊以上読む人もいれば、全く読まない人もいるでしょう。もし本を全く読まないのでであれば、この機会に考えを変えてみてはいかがでしょうか。

これからの日本は本を読まないと、生き残っていけない社会になっていくかもしれません。ここではその理由と、おすすめの読書の仕方について紹介します。

これからの時代に必要なスキルは読書でしか身につかない

いま、日本人の「活字離れ」が叫ばれる一方で、私たちはスマートフォンやインターネットなどの活字にはどっぷりと浸かっています。そんななかで、「読書でしか身につかないスキルとは何か?」ということを考える必要があります。

スマートフォンやインターネットで情報を大量に集めるスキルがあっても、読書をしている人が集めてくる情報の質にはかなわないことがわかりました(2014年12月10日 NHK「クローズアップ現代」調べ)。

  • 漢字や文法に詳しくなる、知恵が増える
  • 本の内容を疑似体験したような状態になることで、想像力が鍛えられる
  • 関心や興味の幅が広がり、新しい世界へ踏み出すきっかけになる
  • 新たな発見を得ることで視野が広がったり、今後に役立つ情報を得ることができる
  • 考える力がつく。自分の中に蓄積された知識がアイディアとしても活かされる

読書にはこのようなメリットがあります。

 

インターネットで流布されている情報は、確かに量は多いのですが、情報量が多いだけで「浅い」と言われています。本を読む人は、しっかりとした論理構成と自分の意見を盛り込んで話すことができるようです。

「これからの時代」=「成熟社会」

インターネットで調べることと、書籍をもって調べることの差とはなんなのでしょうか。それは、「一応の正解」を見つけてくることと、「自分だけの正解」を見出す差です。これからの時代を理解するためには、「自分だけの正解」を見出すスキルが必須と言われています。

日本の場合明治時代の幕開け(1868年)からの100年は、急速に工業化を遂げて列強の仲間入りをした明治・大正、そして「敗戦」という大きな挫折を乗り越えて高度経済成長期へと突入していく昭和期です。

これを「成長社会」として括ることができるのに対し、1990年初頭のバブル崩壊と1997年からの景気低迷による1人あたりGDPの低下をきっかけに「成熟社会」へと突入していきました。

今の日本で「経済的な成長」を目指した「終身雇用制度」や「年功序列賃金制度」を守っている企業は、ほとんどありません。「国民年金システム」の崩壊も時間の問題と言われています。つまり、企業や国が用意してくれるシステムを受け入れていればいい時代は終わったのです。

読書によって磨かれる「自分だけの正解」を見出さなくてはならないのです。

正解のない時代を生き抜く「情報編集力」を読書で磨く

私たちは、日常的に情報を享受するばかりになってしまっています。検索の結果(上記でいうところの「正解」)に甘んじるのはやめて、これからの時代は与えられた情報を自分なりに組み合わせて、新しい1つの情報を作るスキルを磨かなくてはいけません。

これは芸術や料理などでも鍛えられますが、その最もわかりやすい例が読書なのです。本を読んで得た情報を鵜呑みにするのではなく、他の本や自分の経験などの情報を組み合わせて、自分なりの意見を作り出す訓練によって情報編集力を鍛えておきましょう。

そうすると、未知の問題に直面したときに手持ちの情報を使って解決できるはずです。もしこの時、自分で情報を組み立ててきていないと、未知の問題には対応できないでしょう。

私たちは何冊本を読めばいい?

情報編集力はどのくらい本を読めば身につくのでしょうか。読書は、3年、300冊を読んだあたりから内容が自分の言葉になり始めると言います。とはいえ、300冊も読むのは普段本を読まない人からすれば膨大な量で、どうやって手をつければいいのか困るでしょう。

そんな人はまずは手当たり次第に読む「乱読」から始めてみるのがおすすめです。毎日の服を選ぶような気軽さで、本と付き合ってみてはいかがでしょうか。

やみくもに手当たり次第読むのはなんだか身にならないような気がしますが、軽い好奇心につられて読むくらいのほうが、最初はいいのです。通勤電車でSF小説を読んだり、喫茶店ではビジネス書を読んだり、ベッドの中では科学の本を読んだり。そうやって色々なジャンルの本を並行して読むことで、本を読む習慣ができていきます。

本を読むのに疲れた時は、別の本に切り替えてみるのもおすすめです。これを繰り返していると読書をするためのメンタルが鍛えられます。次第に読書が習慣化し、情報編集力が鍛えられます。

そうやって読んでいくことで、本を読むのが苦にならなくなって自分の好みの本や、ジャンル、文体、著者などが分かってきます。そうして読んだ本の数が300に届く頃、きっと「自分の言葉」で思考を整理する力がついているはずです。

読書によってもたらされる効果7つ

読書による大脳の活性化で、さまざまな効果が得られます。読書がどんな力があるか分かったところで、読書がもたらすメリットとその効果についても知っておきましょう。

会話力や文章力が向上する

頭で思っている事を上手く伝えられないときは、だれしもありますよね。読書によって、多くの文章に触れることで、言葉のボキャブラリーが増え、言いたいことをわかりやすく伝えたり、文章力を養ったりすることができます。

さまざまな本を読むことで、言葉の表現などが豊かになり、人とのコミュニケーション力が向上するのも、読書のメリットと言えます。

さらに、客観的に物事を考えられるようになり、自分で考える力がつくので、人の意見に流されないブレない思考形成ができます。

ストレス解消

読書には、ストレス解消効果があります。音楽を聴いたり、散歩したり、コーヒーを飲んだりするよりもストレスを軽減させる効果があるといわれています。しかも、わずか6分でその効果が期待できるという結果もあるんだそうです。

楽しい本やわくわくする本がおすすめです。落ち着きたい場合は、詩集やゆったりした本がおすすめですよ。知識を得ながら、ストレスも解消できるなんて、一石二鳥に思えますよね。

病気の予防

読書には、病気の予防というメリットもあります。読書による脳の活性化で、神経細胞の働きが活性化し、アルツハイマー(認知症)予防に効果が見込めるという研究結果があるそうです。

また、本を読むことで副交感神経に働きかけることで、ストレスの軽減、心身ともにリラックスさせる効果があります。それにより、うつ病の予防・治療にもいいのだそうです。日本ではまだ広まっていませんが、「読書療法(ビブリオセラピー)」という治療法は海外では有名です。

 人との距離が縮まる

本を読むと人との距離が縮まるというのは、どういうことなのでしょうか。これは、同じ本を読んでいる人や興味のある本を読んでいる人と、本についての感想や意見を話すうちに意気投合し、人との距離がぐんと縮まる「直接的な関係」もあります。

さらに、本を通じて人の心の機微を知ることで、人との関係性を見直すことができるようになります。もしかしたら、本を通して本当に心が通い合える恋人と出会えるかもしれませんね。

ヒマつぶしが新鮮な時間に変わる

スマホの代わりに本を読んでみることで、新しい発見があるかもしれません。前述のとおり、読書には6分ほどでストレス解消効果がありますので、電車に乗っている時や、待ち時間などのほんの少しの時間で充実した気分になれます。

同じヒマつぶしでもいままで何気なくスマホでつぶしていた無駄な時間とは違った良さが読書にあります。普段なら読まないような本を読んでみると、ちょっとした時間が新鮮な時間に変わりますよ。

読む本によってセンスが磨かれる

服のセンスを挙げたい場合はファッションデザイナーや、スタイリストの書いたエッセイを読んだり、雑誌を読むことで自分に合った服を選ぶ「センス」を磨けます。

もしメイクを勉強したければ、メイクのハウツー本も役に立つでしょうし、絵がうまくなりたければ、イラストを描く指南書がおすすめです。

これらの本は、文字だけではなく写真やイラストで構成されていることが多く、現実的にイメージがしやすくなりますし、文字を読むのが苦手な方もとっつきやすくなります。センスが良い人は沢山の本からインスピレーションを得ているのです。

本の世界を満喫できる

孤独を抱えている人や、悩みを抱えている人にとって、時として本は親友のような大切な存在になります。実際、子供のころ読んだ本は、大人になってからも覚えていることが多いですよね。それは、ある時悩んでいたことに答えをくれた本だからなのです。

大人になってからも同じで、読書を通して、大昔の人や、遠い国の人の言葉にふっと癒されることがあります。時代を超えて物語やそのときの筆者や登場人物の気持ちが受け継がれることは、読書の醍醐味なのです。

独学でも何かを学べる

あなたはこれからどんな仕事をしたいですか? どの世界で成功をしたいですか?どのようなジャンルであれ、勉強している人は沢山の本を読んでいます。

多くの指南書やハウツー本、自己啓発本が出ている現代社会では、その気になれば学校へ行かずとも独学で学ぶことが可能です。もし「学びたい」という気持ちがあるのならば、ぜひ本を読んで勉強しましょう。学びは、いつから始めても遅いということはありません。

「読書」を使って大きなメリットを得よう

これからの社会の中で生き残っていくためには、「自分で考える力」が欠かせません。そのためには読書が必須といえるでしょう。読書によってもたらされる情報編集力は、現代社会を生き抜いていくための力になるでしょう。

乱読でも速読でも精読でも多読でも、読み方はどんなものでも構いません。読書への苦手意識を拭い去って、一度読書が習慣になれば、情報編集力はあとからついてきます。さあ、今日から気になる本を探して、1冊2冊と読んでいきましょう。





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