「落とし込む」のビジネスシーンでの意味とは?使い方をマスターして恥ずかしくない社会人になろう


ビジネスの現場では、多くの用語が飛び交っています。その中のひとつに、「落とし込む」ということばがあります。上司から「これ、落とし込んでおいて」と言われてパッと行動できる社会人になっておくために、落とし込む」の意味と使い方について押さえておきましょう。

「落とし込む」の意味とは?

そもそも、「落とし込む」という言葉には、どのような意味があるのでしょうか。「落とす」と「込む」の複合語で、「抽象的な考えや意見を実現させる」という意味の落とすと、「最後までやり切る」という意味の込むが組み合わさっています。

辞書における「落とし込む」の意味は、大きく分けて3つあります。

  1. 落として、中に入れる。また、中にめり込むようにする。
  2. 他人をおとしいれる。だまして罪に落とす。
  3. 抽象的な事柄を、具体的な形や行動に反映させる。

(デジタル大辞泉より)

このなかで、ビジネス用語として使われるのは3の意味です。例えば、「このアイデアをプロジェクトにに落とし込む」という文の中でつかわれるなら、「アイデアをプロジェクトにおいて実現可能なレベルまで持っていく」となります。

ビジネスシーンでの「落とし込む」の正しい使い方とは?

「落とし込む」という言葉の大まかな意味が分かったところで、実際にビジネスシーンではどのように使われるのかを見ていきます。使われる場面によって異なる意味で使用される可能性もあります。適宜使い分けられるよう、しっかり確認しましょう。

「落とし込む」が「まとめる」という意味で使われる場合

最も一般的なのが、この「まとめる」という意味です。例としては、といったように使用されます。わかりやすい意味に変えると、「音声を議事録としてまとめてほしい」「資料にグラフを添付して、まとめておいてほしい」となります。

落とし込むという言葉の向かう先が資料・議事録などの文書である場合は、基本的にこの「まとめる」の意味となっていることがほとんどです。落とし込むというのは、ただまとめるだけではなく、曖昧な意見や考えをまとめ上げるという『資料作成』的な意味を持つということを覚えておきましょう。

「落とし込む」が「反映させる」という意味で使われる場合

まとめ上げると似たような意味ですが、もっと直接的に「反映させる」という意味で「落とし込む」が使用される場合もあります。「プロジェクトが計画表に落とし込む段階まで来たので、明日までに資料を作成しておいてほしい」と言われた場合は、計画表へ当該プロジェクトを反映させ、視覚的にわかりやすくしておくという意味となります。

資料・議事録などと違い、計画表に落とし込むならばより具体的な表記が必要です。曖昧なイメージを具体化するというよりも、いまあるデータを別の形で可視化するというイメージでとらえましょう。

「落とし込む」と似ている言葉・間違いやすい言葉

「落とし込む」という言葉に、類似するビジネス用語がいくつかあります。ここでは、似た言葉として「スケジューリングする」「プロセス化する」の二つを取り上げ、その違いについても紹介します。

「落とし込む」と「スケジューリングする」には大きな違いがある

スケジューリングという言葉は、一見すると二つ目の意味で「予定表に落とし込む」の「落とし込む」という言葉に似ています。しかし、この両者には大変大きな違いがあります。

「スケジューリングする」という言葉は、「事業計画を組む」「予定を立てる」という意味でつかわれます。「落とし込む」は、計画表という「資料を作る」という意味なので、根本から異なっているのです。そのため、誤った意味で捉えてしまうと全く違った資料を作ってしまうことになります。

「落とし込む」と「プロセス化する」は関連性はあるが異なる意味

「プロセス化する」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。実は、この言葉は資料作成の段階でつかわれることが多いのです。そのため、「落とし込む」と混同して使われてしまう可能性が高いのです。

「プロセス化する」という言葉には、「目的達成のための道筋を明示する」という意味があります。資料に「落とし込む」作業の中で、その完成形を明示するのが「プロセス化する」ことなのです。

まとめ

落とし込むという言葉には、幾つかの意味がありますから、実際に使ったり使われたりすると戸惑ってしまうこともよくあります。

1つの言葉に多くの意味がある場合は、できるだけわかりやすく伝えてあげることが大事です。あなたがもし上司の立場なら、「落とし込む」を適宜言い換えてあげると部下が混乱せず済みます。

あなたがもし部下の立場で幾つかの意味が考えられる場合は、上司へ聴いても構いません。誤った意味でとらえてしまって資料を作り直さなくてはならなくなるほうが、後々困ったことになります。

 

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