「マスト」の意味とは?語源やビジネスシーンでの使い方などを解説


「マスト」の意味とは?

「マスト」のカタカナ語としての意味は、「~しなければならない」ということですが、これ以外にも次のような意味などがあります。

  • 必ず必要である
  • 必要不可欠である
  • 必須である
  • 大切である

「マスト」とビジネスシーンでいわれた時は、軽い「これやっておいてね」というように思うのは駄目です。

厳格な「これをやらなければ大変になる」というほどであると考えるほうがいいでしょう。

しかし、実際にはどのような時でも「マストで」という人も多くいるため、状況によって判断することも必要です。

「マスト」の語源とは?

古英語の「moste」が、「マスト」の語源であるといわれています。

「moste」の意味は、「義務であること」「許可されていること」です。

このような意味から、「マスト」の意味は「しなければならないこと」ということになりました。

ビジネスシーンでの「マスト」の 使い方とは?

ビジネスシーンでは、「マスト」は主として「外せない要件」「必ず必要なこと」などの意味で使われる時が多くあります。

例えば、「この仕事マストでね」と上長から頼まれた時は必ずやる必要があり、「この顧客の依頼はマストです」といわれた時は必ずその依頼は対応する必要があります。

また、よく「マスト項目」「マスト事項」も使われ、意味としては絶対に外せない事柄になります。

さらに、「マストな条件」を交渉のシーンなどで示された時は、「どうしても譲れない条件」あるいは「絶対に外せない条件」と考えるのが適切です。

「マスト」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「現在では、アシスト機能は車にマストです。」
  • 「部長が主役であるため、部長の参加はマストです。」
  • 「マストの条件は、駅近よりも陽当たりです。」
  • 「新しい商品の完成には、この素材がマストである。」
  • 「今回行うアンケートは、問1~問3まではマスト項目です。」

「マスト」は、強制的な意味合いの「必ず必要である」ということを持った表現になります。

「可能であれば外さないで」あるいは「できるだけやっておいて」などというような状態で使うものではないため注意しましょう。

ビジネスシーン以外での「マスト」とは?

ここでは、ビジネスシーン以外での「マスト」についてご紹介します。

「マストアイテム」

「マストアイテム」は、頻繁にファッション誌やテレビなどで登場する言葉であるため、知っている方も多くいるのではないでしょうか。

ビジネスシーンでの「マスト」は強制的な意味合いが強くありますが、「マストアイテム」の時は柔らかい意味合いの「おすすめアイテム」というものになります。

また、「マストアイテム」という言葉を使わない時でも、「○○はマストです」「マストな○○」といわれた時の「マスト」は強制的なものではありません。

「船のマスト」

船に必要な帆のことを「マスト」といいます。

しかし、先にご紹介した「マスト」は英語の「must」、「船のマスト」は英語の「mast」であり、船に関係するシーンでは全く違った言葉になるため注意しましょう。

「マスト」の類義語とは?

ここでは、「マスト」の類義語についてご紹介します。

「ベター」

「ベター」は、英語表現が「better」 で、意味は「した方がいいこと」「~よりもいいこと」です。

「マスト」と「ベター」は、次のような違いがあります。

「マスト」の意味は、「必ず必要なこと」であるので、「命令」「義務」になります。

一方、「ベター」の意味は、「した方がいいこと」であるので、「おすすめ」「推奨」になります。

しかし、英語の文章を作る時は、意味が「~よりもいいこと」ということで、「物事がいいかどうかを比べる」時によく使われます。

「ベター」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「このカフェの予約はマストではないが、待ち時間があるのであれば電話しておく方がベターでしょう。」

「ウォント」

「ウォント」は、英語表現が「want」で、意味は「相手にして欲しいこと」「自分がしたいこと」「欲しいもの」です。

「マスト」と「ウォント」は、次のような違いがあります。

「マスト」の意味は、「必ず必要なこと」であるので、「命令」「義務」になります。

一方、「ウォント」の意味は、「相手にして欲しいこと」「自分がしたいこと」であるので、「願望」「要望」になります。

普段の会話で使われる「ください」「欲しい」を意味する英語表現は、「I want it」になります。

「ウォント」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「着なくなった服を廃棄しようとしたところ、友達から「I want it!」と譲ってくれるように頼まれた。」

また、「ウォンツ」という言葉がマーケティング用語の「販売戦略」「市場調査」を意味するものとしてありますが、意味は「ウォント」と同じです。

マーケティングの業界においては、「ニーズ」(目的)と一緒に使います。

「ウォンツ」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「ユーザーの欲求に対応するためには、ウォンツとニーズをセットで考える必要がある。」

例えば、ユーザーの欲求が「肌が乾くため、加湿器が欲しい」ということであれば、「ニーズ」は肌が乾くことで、「ウォンツ」は加湿器が欲しいということになります。

「ウォント」という言葉は、使い方として「ウォントアイテム」というようなものはないため、使う時がまだある「ウォンツ」も一緒に把握しておきましょう。

「マスト」の対義語とは?

ここでは、「マスト」の対義語についてご紹介します。

「オプション」

「オプション」は、英語表現が「option」で、意味は「ある物事を選択すること」「ある物事を追加すること」「追加できる物事」です。

「必ず必要なもの」でなく「あれば便利なもの」に対して「オプション」は使われ、選択を相手にゆだねる時に、よく「オプションはどうですか」という表現が使われます。

「オプション」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「新しい車を買った時に、お店のスタッフから「オプションのカーナビなどはどうですか」とすすめられた。」

「フリー」

「フリー」は、 英語表現が「free」で、意味は「自由で制約などがないこと」「無料であること」です。

歯ブラシなどについて、旅館やホテルでは「無料で、持ち帰りが自由にできるもの」をいうために、よく「Take free」(テイクフリー)という表現が使われます。

「フリー」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「ビジネスホテルでは、「Take free」(テイクフリー)と最低限の生活用品に書かれているので、わざわざ用意する必要はない。」

 

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