「マイクロマネジメント」の意味とは? 弊害や対処する方法などを解説


マイクロマネジメントとは?

マイクロマネジメントというのは、微細管理、つまり過干渉マネジメントのことです。

管理者や上長などが、逐一新人や部下の行動を管理し、詳細なことまで干渉するものです。

マイクロマネジメントは、過干渉をメインにしたマネジメント方法であるため、上長が部下に詳細なことまで干渉して、小言をガミガミというようなイメージを持ちがちです。

しかし、本来のマイクロマネジメントの意味は違っています。

マイクロマネジメントの意味は、基本的に管理して上手く行くようにすることです。

そのため、上長や管理者が部下の仕事が手際よく、効率よく進むように管理することです。

基本的に、マイクロマネジメントのマイクロの意味は、1/1000000あるいは極小ということで、マイクロマネジメントで部下の行動を管理者として極小なところまで管理するということになります。

マイクロマネジメントは否定的な意味合いがありますが、会社に実際にある一つのマネジメントです。

しかし、マネジメントとしてはネガティブな要素が多く含まれているため、管理される部下に対する良くない影響が多くあります。

マイクロマネジメントという管理方法を使うのは、直接業務に関係するタイムカードでの勤怠管理や進捗状況だけではありません。

これ以外に、次のようなこともよくマイクロマネジメントにあるケースです。

  • 上長をメールのCCに入れるように指示する
  • いかに小さな間違いでも原因を追求する
  • 常に部下がいるところを掴む
  • 口癖のように「〇〇しないように」をいう

マイクロマネジメントによる弊害とは?

マイクロマネジメントは、良くない影響を職場に与える行いです。

しかし、マイクロマネジメントを行っている人自身は、マイクロマネジメントを行なっていることや、それによる良くない影響についてわかっていない時も多くあります。

ここでは、マイクロマネジメントによる弊害についてご紹介します。

職場のパフォーマンスが下がる

マイクロマネジメントによる最も大きな弊害は、職場のパフォーマンスが下がることです。

細かいことまで上長が管理することによって、部下の思考や発想は業務に活用されることがなく、上長が指示した通りに全て行動するようになります。

完全に部下を上長の希望通りに動かすことができればそれでもいいでしょうが、限度が上長の能力にもあるため、希望通りに実際に動くかはほとんど不可能でしょう。

そのため、マイクロマネジメントは最終的に部下のメリットを消すのみになる可能性が大きくなります。

部下の業務のパフォーマンスは、このような環境では下がり、最終的に全体の職場の生産性も下がるでしょう。

人材のキャリア形成の妨げになる

マイクロマネジメントの弊害としては、長期的には人材のキャリア形成の妨げになるということもあります。

というのは、上長の指示通りに業務を継続していると、部下自身の成功や失敗のチャンスが無くなり、キャリアが形成されなくなるためです。

全体の組織の求心力とやる気が下がる

マイクロマネジメントの弊害としては、全体の組織の求心力とやる気が下がるということもあります。

細かい上長による管理は、自主的に部下が業務に取り組む意欲を奪うようになり、部下は単に上長の指示に従うといいという考えを持ってしまいます。

部下のやる気は、このようなことでは起きることもないでしょう。

また、表面上部下は上長に従いますが、どんどん上長の求心力そのものは下がっていきます。

マイクロマネジメントに部下が対処する方法とは?

ここでは、マイクロマネジメントに部下が対処する方法についてご紹介します。

マイクロマネジメントを行なっている上長から信頼を獲得する

マイクロマネジメントを上長が極端に行っている時は、部下に対する信頼度が相当低いことが想定されます。

意見を信頼度の低い部下からいわれても、上長は全く聞かないでしょう。

また、マイクロマネジメントを行う上長は、「マイクロマネジメントを自分が行なっている」ということがわかりにくい傾向があります。

マイクロマネジメントを行う上長自身が反省して、部下に対する態度を変えるようなことは非常に稀であると考えましょう。

信頼を上長から獲得するまで、 仕事内容に関係なくとにかく自分から上長より先に報告する、上長のマイクロマネジメントが終わるまで反論しない、というようなことを実践してみましょう。

マイクロマネジメントを行う上長から離れる

マイクロマネジメントは一種のパワハラとしても考えられ、部下の心を壊すリスクがあります。

例えば、転職を検討してみたり、部署異動を申し出したりするなど、マイクロマネジメントを行う管理者や上長から離れることも、一つの対処する方法です。

もし、部署を異動しにくい、あるいはできないような環境であれば、キャリアアドバイザーに精神がストレスで追い詰められる前に相談してみましょう。

マイクロマネジメントを上長から受けており、精神的に限界になりそうな人は、最も大切なのは自分の体と心の健康であると思って一歩踏み出しましょう。

マイクロマネジメントを上長が治す方法とは?

マイクロマネジメントは、上長自身がわかりにくいものです。

ここでは、マイクロマネジメントを上長が治す方法についてご紹介します。

「自分が行う方が時間が短くなる」「期日までに業務をやらないと、自分の信用がなる」「深くチームの業務に関与することを上が希望している」などというように、自分のいうことを正当化したような経験がある上長もいるでしょう。

このようなことは、一般的にマイクロマネジメントを行う上長が正当化する時のいい方であるとされています。

マイクロマネジメントを上長が治したい時は、マイクロマネジメントを行うべきではない理由を見つけてみましょう。

例えば、自分が価値を最も付加できる業務と部下に任せられる業務をわけてみましょう。

マイクロマネジメントを行う上長の一つの特徴は、「部下を信用できないため、業務を部下に任せられない」ということがあります。

部下に業務を任せるコツは、ちょっとずつ業務を手放していくことです。

部下と共有している業務をまず一覧にして、自分が価値を最も付加できる業務と部下に任せられる業務をわけてみましょう。

部下に任せる業務を決定すれば、上長の関与が必要なラインを部下と一緒に決定しましょう。

適度に部下に任せられる業務に関与して、最も自分が価値を付加できる大切な業務にフィードバックを丁寧に行いましょう。

このようにすることによって、マイクロマネジメントを治せるようになるでしょう。





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