「監修(かんしゅう)」の意味とは? 使い方や類義語などを解説


「監修(かんしゅう)」の意味とは?

「監修(かんしゅう)」は、本の著述などを監督することという意味です。

最終的に本の齟齬がないかなどをチェックすることであると考えるといいでしょう。

「監修」は本を作る全てのシーンでアドバイスしたりして、あまり企画してから完成するまでに携わるときはありません。

どちらかといえば、大切なシーンでのチェックがメインになります。

よく使われる表現としては、「~さんの監修のもと」などがあります。

一方、「編集」のときは、企画してから完成するまでの多くのシーンで意見を作者と交わしながら進めるため、現場により近い作業になります。

「プロデュース」はよく最近使われていますが、本以外にも「プロデュース」は使われ、「編集」に近く、いろいろなシーンで関係します。

「監修」の使い方とは?

ここでは、「監修」の使い方についてご紹介します。

本などを確認したときに使う

「監修」という言葉は、資格を持っている専門家や知識がしっかりある人などが本などを確認した時に使います。

また、「監修者」は、専門的な知識が必要な映像や文章などにミスがないかを確認して、ミスがあればアドバイスしたり修正したりする人です。

本に「監修者」がいるときは、「監修者」の名前や団体名などを著者と一緒に書くことによって、本の内容の信頼性がアップします。

タイトルの後ろに責任表示や参考文献の「監修」は書く

「監修」は一つの責任表示です。

本に表示される作者名などの総称のことが、責任表示です。

「監修者」が著作物にいるときは、著者名などと一緒にタイトルの後ろに書きます。

また、論文や本などに使った参考文献について書くときも、「監修者」がその参考文献にいるときはタイトルの後ろに書きます。

「監修」を使った例文

ここでは、「監修」を使った例文についてご紹介します。

  • 「料理の本を書くために、有名な料理人に監修してもらうようになった。」
  • 「次回に放送する医療ドラマのために、大学病院の医師に監修を頼んだ。 」
  • 「人気が高いラーメン店の店主が監修して、インスタントラーメンが新しく登場した。」
  • 「子どものときからの趣味は昆虫で、昆虫の専門の本を監修するようになった。」

「監修」の類義語とは?

ここでは、「監修」の類義語についてご紹介します。

「編集」

「編集」というのは、一般的に企画や構成などから完成するまで作者と一緒に進めていくことです。

その内容についてのアドバイスやチェックを行うことが「監修」ですが、より作者と近い位置で本などの全体に携わることが「編集」です。

「監督」

「監督」というのは、テレビや映画などの作品において全体に指揮しきたり指示したりする人です。

また、「監督」は工事現場やスポーツチームなどで全体を指示したり、指揮したりします。

専門の分野の部分の確認を行なってアドバイスや修正をするのが「監修」ですが、これも含めて全体を指揮する人が「監督」です。

「プロデュース」

「プロデュース」は、企画してから完成するまでを進める一つ立ち位置です。

主として、テレビや映画などにおいて制作や企画を行うことで、このときに金銭を提供することもあります。

専門の分野の部分をアドバイスしたり確認したりするのが「監修」ですが、制作や企画を行って、金銭をたまに提供するのが「プロデュース」です。

文章を専門家が「監修」する意味とは?

会社のオウンドメディアからの情報にもしミスがあれば、ユーザーがその情報に基づいて行動すると被害を受けるリスクがあります。

情報を発信した会社は、責任を問われることがあります。

「監修」する専門家としては、国家資格を持っている医師・ファイナンシャルプランナー・管理栄養士などがいます。

医師が「監修」した記事

医療系記事のときは、直接医師が記事を執筆すると、記事についての信憑性は確保できます。

しかし、実際には、医師が医療系の記事の全てを書いたものではありません。

基本的に、医療現場の仕事で医師は忙しく、自分で記事を執筆する時間がないときが多くあります。

そのため、ライターが実際には記事を代わりに執筆し、医療分野の資格を持った医師などが記事を確認するようになりますが、「医師による監修」とこれをいいます。

医師や医療分野の資格を持った社会的にも信頼できる人の名前が書かれていれば、ユーザーは安心して、疑いなく記事の内容を受け入れることができます。

ファイナンシャルプランナーが「監修」した記事

金融の分野の証券や保険、不動産というようなものにおけるファイナンシャルプランナーが監修した記事は、お金についての知性をできる限り多くの人がマスターして、自分らしい暮らしが送れるように、お金についての気になるニュース、旬な話題などについて解説します。

お金は悪である、汚いなどという日本におけるネガティブなイメージを取り払って、金融リテラシーをアップすることが必要です。

不動産や金融商品、教育費、介護費などのお金についての情報は、いろいろな制度や法律が決められているため、最も新しい情報を書くことが必要です。

管理栄養士が「監修」した記事

管理栄養士が「監修」した記事としては、健康・栄養についての記事、旬の野菜を保存する方法、健康に気配りしたレシピ、会社独自のレシピなどがあります。

管理栄養士が「監修」した記事を書くことによって、会社(商品)は「健康」そうというように企業イメージがアップします。

社内で管理栄養士を雇う費用がないという会社におすすめです。

「監修」しないリスクとは?

DeNAが運営していた「welq(ウェルク)」という医療サイトが2016年11月にニュースに取り上げられて閉鎖されるほど、社会的に大きな問題になりました。

「welq(ウェルク)」は、ヘルスケアや医療関係の情報をまとめたキュレーションサイトとして、ユーザーを多く集めていました。

この裏には、不正に別のウエブサイトから引用した記事や、出所がわからない記事など、著作権を侵すような記事を載せていました。

そして、医学的に根拠がない「がんにあるサプリメントが効く」というような記事が掲るに及んで、薬事法の抵触という疑いが浮かびました。

この後、事情説明を東京都福祉保健局から要求され、最終的にウエブサイトが閉鎖になりました。

この件では、情報を発信するサイドのモラルハザードが着目されます。

「welq(ウェルク)」は、ウエブサイトを検索の上位に押し上げ、ユーザーをより多く得るために、大量の記事を毎日アップする必要がありました。

そのため、専門的な知識を持っていないライターに、記事を多く頼んで、費用を抑えたため、チェック機能が十分に働きませんでした。

専門家や医師が「監修」しなく、事実でない内容の記事を載せるようになりました。




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