クリティカルの意味とは? 語源や関連用語などを解説


クリティカルの意味とは?

基本的なクリティカルの意味は、批判的と危機的です。

批判的の意味は、ネガティブなあら探しをするということです。

批判的の意から転じて、ポジティブな意味で検討を重ねて評価が正しくできる、健全な批評ができるという意味で使うこともあります。

危機的の意味は状況が危ういという意味でも使い、病状が危ない、つまり重体危篤という意味でも使います。

危機的の意から転じて、決定的な、将来を左右するくらい重大なという意味もあります。

クリティカルは、このようにいろいろな意味があるため、状況によって使い分ける必要があります。

クリティカルの語源とは?

英単語の「critical」が、クリティカルの語源です。

英単語の「critical」は、ラテン語の「criticus」が語源で、意味は批判ということです。

「critical」の原義は、ネガティブな相手のデメリットを見つけるという意味の批判です。

「critic」の意味は批評家、「critique」の意味は批評するですが、これらも語源は同じです。

批判をする必要がある状況から、意味として危機的なということが生まれました。

危機を「crisis」と英語でいいますが、これもまた語源は同じです。

クリティカルの使い方とは?

ここでは、クリティカルの使い方についてご紹介します。

クリティカルな問題

ビジネスシーンでは、クリティカルは重大な、危機的という意味でよく使われます。

クリティカルな問題、クリティカルな状況というような表現が、代表的な使い方です。

クリティカルを使った例文

ここでは、クリティカルを使った例文についてご紹介します。

  • 「問題がクリティカルになる前に、早急に対策する必要がある。」
  • 「非常にクリティカルな状態である。」
  • 「クリティカルな状態でも対応が冷静に必要である。」

クリティカルの関連用語とは?

ここでは、クリティカルの関連用語についてご紹介します。

クリティカルシンキング

批判的の意味でクリティカルを使う関連用語としては、クリティカルシンキングがあります。

クリティカルシンキングの意味は批判的思考であり、物事を鵜呑みにしないで、吟味を重ねて批判的にとらえる思考方法です。

もうちょっと詳しく説明すると、疑問を「これは本当に正しいか」と持って、検討・考察を加えることによって、最も適した回答を見つけ出すことです。

クリティカルシンキングのポイントは、粗探しで「このことが間違っている」というのではなく、単純に疑問を持って論理的・客観的に考えることです。

同じような手法としては、クリティカルリーディングという客観的に対象になる文献を分析、評価して読み解く方法もあります。

クリティカルマス

クリティカルマスは、マーケットに一つの商品が登場したときの普及率についていうときに使われる言葉で、一つのマーケティング用語です。

一般的に、マーケットに新しいサービス・商品が登場すると、先進的なイノベーターといわれるユーザー層からアーリーアダプターといわれる流行に敏感な保守層へと順番に広がります。

このときに、ある点をオーバーすると普及率が一気に跳ね上がる分岐点があり、この分岐点になる普及率がクリティカルマスといわれています。

マーケットに新しいサービス・商品が定着するかどうかの判断基準として使われるポイントです。

クリティカルパス

クリティカルパスは、一つのマネジメント用語で、プロジェクトを最短で完了するための全てのプロセスを意味します。

クリティカルパスの特徴は、大切な作業をスケジュールに全て入れることによって、作業をより効率良く行うことを目的にすることです。

医療の分野では、クリティカルパスは診療計画表の意味で使われています。

看護や治療について統一することによって、効率良くレベルの高い医療を提供し、チーム医療を推し進めるなどのために作られます。

なお、基本的に医療におけるクリティカルパスは、特定の病気・検査・手術ごとに行われる看護・治療についてまとめたもので、順調に経過したときの見本になるものです。

クリティカルケア

医療の分野では、クリティカル期は危険が命に及ぶような危機的状態をいいます。

クリティカルケアは、このクリティカル期の患者に実施される看護や治療です。

例えば、使い方としては「より一層慎重な対応がクリティカルケアでは要求される。」というようなことがあります。

クリティカルポイント

クリティカルポイントは、限界に物事などが達する段階や時点の比喩として使われています。

使い方としては「ビジネス継続上のクリティカルポイント」などがあり、このときはクリティカルポイントをオーバーするとビジネスが継続できないことを表現します。

もともとのクリティカルポイントの意味は臨界点で、気体が臨界温度下で液化するときの体積と圧力を示す点です。

クリティカルの意味は、物理学・数学では臨界ということになります。

臨界というのは、化学的・物理的な変化を物質が起こしてある状態から他の状態に移る境目です。

使い方としては、臨界数、臨界温度、臨界圧、臨界に達する、宇宙進化の臨界段階などがあります。

クリティカルヒット

クリティカルは、娯楽のゲームなどでも使われます。

クリティカルヒットは、この代表的な使い方です。

クリティカルヒットの意味は、ゲームにおいて致命的な一撃ということです。

普通よりもダメージが大きくなるような攻撃をしたときなどに使われる表現です。

また、クリティカルヒットはスポーツシーンでも使われることもあります。

クリティカル運用

クリティカル運用は、打ち上げた人工衛星の初期動作をチェックすることをいうロケット用語です。

初期動作としては正常な姿勢制御や軌道投入の成否などがあり、一連のチェックを行います。

クリティカルイレブンミニッツ

クリティカルイレブンミニッツは、「魔の11分」ともいわれている航空において使われる用語です。

この「魔の11分」は、航空機事故が発生しやすい時間帯で、航空機が離陸した後の3分間と、着陸する前の8分間をトータルした11分間です。

この時間帯は、飛行が低空域で、雷・バードストライク・突風というような現象が発生する可能性が大きくなっています。

特に、着陸時は手動操縦に自動操縦から切り替わるために、人的ミスも起きやすくなっています。





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