「バランスシート」の意味と使い方とは?「バランスシート」でチェックすることなどを解説


「バランスシート」の意味とは?

「バランスシート」というのは、財務諸表の一つで、簿記用語の貸借対照表です。

決算のするきに主として使うもので、どの程度負債と資産があったかをまとめて、資本のその時点でのトータルを出します。

「バランスシート」は、会計や経理の仕事をする人は必ず把握しておく必要があるもので、簿記3級で登場します。

「バランス」とは?

「balance」(バランス)を英語の辞書で調べると、初めに「釣り合う」や「天秤」というような意味が出てきます。

しかし、「会計」として「差額」や「差引残高」が出てきます。

そのため、会計用語としての「バランス」の意味は、「差額」や「残高」になります。

英語だけでなく、言葉はいろいろな意味があり、使われるケースで違うときが多くあります。

「バランスシート」は、「残高一覧表」と本来は和訳されるべきでしょうが、「左右の釣合照合表」つまり「貸借対照表」と誤って和訳されたのかもしれません。

「決算書」に含まれる書類とは?

「決算書」には、「バランスシート」以外に、「キャッシュフロー計算書」「損益計算書」などがあります。

「キャッシュフロー計算書」は、現金や現金と同等のキャッシュの増減をまとめたものです。

「cash flow statement」を略したもので、「CF」あるいは「CS」といわれています。

「損益計算書」は、費用と収益をまとめたもので、純利益を見るものです。

「profit and loss statement」を略したもので、「PL」ともいわれています。

「バランスシート」の様式とは?

決算期や月の終わりには仕訳が溜まってきます。

仕訳をまとめたものが、「損益計算書」や「バランスシート」です。

「バランスシート」というのは、資本金を貸方と借方に書いた資産と負債を使って計算するものです。

「バランスシート」を作る方法とは?

会計ソフトを使うと、「バランスシート」が自動的に作れますが、「バランスシート」の仕組みを経理の基礎として把握しておくことは大切です。

「バランスシート」は、基本的に、正しく、資産、負債、純資産を配置することによって、貸方(表の左側)に「資産」の勘定科目、貸方(表の右側)に勘定科目の負債と純資産を上から順番に書きます。

「バランスシート」では、必ず左側と右側のトータル額が一致します。

もしトータル額が一致しないときは、仕訳するときに数値を入力するのを間違った、あるいは勘定科目の配置を間違ったことが想定できるため、チェックしましょう。

なお、個人事業主のときは、誤差について「店主勘定」あるいは「事業主貸し・借り」勘定」で処理することができます。

「バランスシート」でチェックすることとは?

ここでは、「バランスシート」でチェックすることについてご紹介します。

「自己資本比率」

「自己資本比率」は、「バランスシート」でわかる安全性の一つの指標です。

全ての会社の財産の中で、返済する必要がない純資産の自己資本の比率がどの程度あるかという比率を計算したものです。

「自己資本比率(%)」は、純資産の自己資本を資産のトータルの総資産で割って100を掛けたものです。

低い「自己資本比率」ほど、不安定で他の資本の影響を受けやすい経営の会社になり、高い「自己資本比率」ほど安定した経営の会社、つまり、倒れにくい会社になります。

「自己資本比率」は、一般的に40%以上であれば倒れにくい会社であり、50%以上であれば非常に優良な会社であるといえます。

「流動比率」

高い「自己資本比率」のみでは、安全な会社の財務状態とはいえません。

そのため、「流動比率」を次にチェックします。

「流動比率」は、支払義務が短期的に来る流動負債について、どの程度現金に短期的にできる流動資産の比率があるかという比率を計算したものです。

「流動比率(%)」は、流動資産を流動負債で割って100を掛けたものです。

低い「流動比率」ほど、現金にしやすい資産について、支払う必要がある短期的な負債が多くなり、支払能力が短期的に低くなります。

200%の「流動比率」がいいといわれていますが、一般的な目安としては130%~150%以上であるといわれています。

一方、100%を「流動比率」が下回っていると、支払能力が短期的に不足していることになるため、資金プランを見直すなどが必要です。

「当座比率」

「流動比率」は全ての「流動資産」で比率を計算しますが、「流動資産」には商品の在庫の棚卸資産も含まれます。

商品がもし売れなかったときは、資金が調達できなくなるリスクがあるので、支払能力を「当座比率」でより厳しくチェックする必要があります。

「当座資産」は「当座比率」のベースになるものですが、「流動資産」の中で現金にしやすい預貯金、現金、受取手形、売掛金、短期の有価証券などをトータルしたものです。

「当座比率(%)」は「当座資産」を「流動負債」で割って100を掛けたものです。

分母は「流動比率」と同じであるため、より厳しく「流動比率」をしたものといえます。

100%以上の「当座比率」であることがいいといわれており、200%近くの「流動比率」であるにも関わらず、100%以下の「当座比率」になるようなときは注意が必要です。

在庫を過剰に抱えている商品などがある疑いがあるので、在庫管理の改善、対策が必要です。

「損益計算書」と「バランスシート」の違いとは?

「損益計算書」というのは、どの程度期間内に儲けがあり、費用をそのためにどの程度使ったかを明確にする期間中の会社の経営状態を表す財務諸表です。

一方、「バランスシート」は、ある時点で会社が持っている負債や資産のデータが書かれている決算財務諸表です。

ここでは、経済学上、あるいは会計学上など幅広いジャンルで出てくる「フロー」と「ストック」の概念についてご紹介します。

「ストック」というのは、どの程度資産を持っているか、それは自分の資産か、あるいは負債かを明確にする「バランスシート」です。

「フロー」というのは、この流れ、出入りを表わす「損益計算書」になります。

「損益計算書」と「バランスシート」は、「損益計算書」の終わりの科目の登記未処分利益と「バランスシート」の資本の部の当期未処分利益で繋がっています。

「バランスシート」では、利益がどうして多くなったか、自己資本がどうして厚くなったか、負債がどうして多くなったかはよくわかりません。

「損益計算書」は、どうしてその金額に当期未処分利益がなったかという説明書の面を持っています。

「バランスシート」の英語表現とは?

「balance sheet」が、「バランスシート」の英語表現になります。

「balance sheet」(バランスシート)は、略して「BS」ともいわれています。





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