「暗黙の了解」の意味とは?使い方や具体的な事例などを解説


暗黙の了解の意味とは?

暗黙の了解は、「いわないで黙っていること」「明言しないが納得や理解が相手には得られていること」などの意味があります。

暗黙の了解は、世の中の普通の会話の中でもよく使われています。

また、お互いに何も言わなくても理解できる時や知っているのが当然で説明しなくていい時も、暗黙の了解は使われます。

自ずとお互いが理解できるようなニュアンスが含まれている言葉が、暗黙の了解です。

なお、暗黙の了解の暗黙は、「口に出して言わないこと」「口に出さないで黙っていること」「知っていて当然の知識」などの意味になります。

暗黙の了解の暗黙は、口に出さないことが大前提です。

暗黙の了解の了解は、「口に出さなくても全員がわかり合える」「相手のいう意味がわかる」、つまりルールというようなニュアンスが含まれています。

暗黙の了解の使い方とは?

暗黙の了解の使い方としては、常識的なものと限定的なものがあります。

常識的な暗黙の了解の使い方

常識的な暗黙の了解の使い方は、迷惑を他の人にかけないでスムーズに他の人とのコミュニケーションを行うため必要です。

スムーズに社会生活を送るためには、必ず把握しておく必要がある内容です。

例えば、他の人の迷惑にならないところで喫煙することは、常識的な暗黙の了解の使い方です。

暗黙の了解は、全員で共有するスペースや公共の場所にはあります。

大人の世界でははっきりと規律や決まり事が特定されていないため、物事を暗黙の了解で全員が行なっています。

暗黙の了解は、ほとんど成長する段階においてマスターしてきたような常識的なものです。

常識的な暗黙の了解の使い方の例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「電車やバスが混雑しているような時は座席に荷物を置かないようにすることを、全員が暗黙の了解として行なっている。」
  • 「長蛇の列に券売機やATMなどがなっている時は、可能な限り手短に操作を終わって迷惑が後ろの人にかからないようにすることが、暗黙の了解として行われている。」

限定的な暗黙の了解の使い方

限定的な暗黙の了解の使い方は、その場のみやそのシーズンのみ、知っている人のみやその団体のみなどの時に必要です。

その場所には、暗黙の了解が必ずあります。

というのは、暗黙の了解が長年培われてきたその場所での方法であり、最もいい方法であるためです。

限定的な暗黙の了解の使い方の例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「自社では、暗黙の了解として職名ではなくお互いに名前で呼び合うことが決まっている。」
  • 「人の出入りがこの場所は激しいため、暗黙の了解として物を置かないことが決まっている。」

具体的な暗黙の了解の事例とは?

ここでは、具体的な暗黙の了解の事例についてご紹介します。

ビジネスマナー

暗黙の了解と言われるような事柄が、社会には多くあります。

暗黙の了解の一つとしては、ビジネスマナーもあります。

例えば、新入社員の時の研修において、「新入社員が先に電話は取るものである」「3コール以内で電話は取るべきである」などということを聞いた人も多くいるのではないでしょうか。

このようなことは、暗黙の了解のビジネスマナーになっている時があります。

また、会社オリジナルの暗黙の了解もあるでしょう。

例えば、労働者の権利として有給休暇は本来認められていますが、暗黙の了解として「許可を先輩の社員にもらってから有給休暇の申請をすべきである」というようなことがある会社もあります。

これ以外に、暗黙の了解のビジネスマナーとしては、「上長が帰宅するまでは部下は退社すべきでない」「社員は残業するのが当然である」などもビジネスマナーとして挙げられます。

野球のサインの盗み見

暗黙の了解は、スポーツ界でもあります。

例えば、野球においては、暗黙の了解として「捕手のサインは盗み見しては駄目である」というものがあります。

この暗黙の了解は、野球選手だけでなく野球ファンであれば誰でも知っているようなものです。

空気を読む

社会の暗黙の了解としては、例えば、「降りる人がエレベータは優先する」というようなものも多くあります。

特に、日本の社会においては、「空気を読む」ということが根強いといわれています。

日本においては、その場の空気を読んで、この空気に合うように行動することが要求されます。

しかし、このような空気を読んで、行動することも暗黙の了解という時があります。

例えば、「カラオケに二次会は行こう」と盛り上がっている時に、自分だけ帰ろうとすれば、「ここは暗黙の了解が付き合うことだろう」などといわれることもあります。

暗黙の了解を守らないと常識がないと思われる

そのコミュニティの人にとっては、暗黙の了解はいわば常識です。

そのため、暗黙の了解を守らないと常識がない、またはマナーに違反するなどといわれる時もあります。

また、レッテルを「空気の読めない人である」と貼られる時もあるでしょう。

しかし、残業や有給休暇の取得のように、中には暗黙の了解が良くない習慣として引き継がれている時もあります。

ネガティブな暗黙の了解は、だんだん改善するのがいいでしょう。

暗黙の了解の類義語とは?

ここでは、暗黙の了解の類義語についてご紹介します。

決まり、決まり事

暗黙の了解の大きな特徴は、「口に出してはいけないこと」「口に出さないこと」という意味合いを含むことです。

「全員がいわなくても知っていること」ともいえるでしょう。

一方、決まり、決まり事は、「口に出して説明しないと理解しにくい事柄」「口に出してもいいもの」などをいうため、厳密には暗黙の了解と違っています。

不文律

不文律の意味は、「明文化されていない法律」ということで、「明文化されていないしきたりや決まり」ということになります。

不文律は、暗黙の了解に対して「掟」という意味合いが強いもので、暗黙の了解は「規則」とまではいえないような事柄について使う時が多くあるでしょう。

暗黙のルール

暗黙のルールの意味は、「文書に書かれていないが、全員が守っている決まり」ということです。

暗黙のルールは、先にご紹介した不文律と近い意味合いが含まれています。

しかし、実際には細かく区別しないで、ほとんど同じような意味として暗黙のルールと暗黙の了解を使う時が多くあります。

阿吽の呼吸

阿吽の呼吸は、何かを行う時に、息がぴったりと合う様子や気持ちが同じになる微妙な時期を表現することがあります。

この阿吽の呼吸の意味は、「口に出さなくても全員が共有している相互理解」というようなことから、暗黙の了解と同じような表現になるでしょう。





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